初心者でも簡単に会社設立手続をイチから行う方法①

株式会社の設立については、個人事業の開業よりも、手続が面倒です。

今回は、面倒な株式会社の設立が初心者でも簡単に出来る“会社設立freee”を紹介します。

“会社設立freee”は無料で利用できますので、この記事を見ながら株式会社の設立に挑戦してみましょう!

私も、お客様の同意を得て“会社設立freee”を利用しましたが、驚くほど簡単に関連書類や注意点等を網羅した定款やその他の必要書類が作成出来ました。

この記事では図や実際の記入例を紹介し、順番に作業を進めるだけで簡単に定款やその他の必要書類を作成し、提出する事が出来るような構成にしています。

利用してみたい方は以下のリンクよりご利用下さい。

→初心者でも簡単に会社設立手続をイチから行う方法

それでは早速、“会社設立freee”を使ってみましょう。

STEP1 会社設立「freee」の無料登録をします

初めにfreeeのアカウントを取得しましょう。

無料登録に必要なのは、以下の1点だけです。

それは、YahooメールやGメールなどのメールアドレスです。

メールアドレスが準備出来ていれば、早速以下のリンクから会社設立freeeのサイトに入ります。

→初心者でも簡単に会社設立手続をイチから行う方法

サイトに入ると以下のような画面になります。下図の右上の赤枠で囲っている無料で設立書類を作成をクリックします。

会社設立freee無料登録

クリックするとメールアドレスとパスワードを設定する以下の画面になります。

メールアドレス等に準備したメールアドレスとパスワードを設定して完了です。

なお、グーグルアカウント等を利用しても作成可能です。

会社設立freee開始

5分で設立書類の作成が可能となっていますが、これは全て準備が整っている方しか無理な時間です。

会社設立の初心者は、色々考えたり、調べたりしながら決めていくことになりますので、1日丸々使うつもりでいた方が良いですね!

注意点この先の話で出てくる、公告の方法を会社のホームページ上でしたいという方は、予めホームページ作成又はドメインを取得しておかないといけません。例えばホームページの枠だけ作るのにも、初心者は1日かかると思った方が良いです。しっかり考えながらなら1日かけても終わりませんので、先にホームページを作成してから会社設立freeeを利用する事をおすすめします。

STEP2 設立予定の時期等の入力

始めに行う事は設立予定の時期等の選択です。

代表取締役になり、初めて会社を設立するパターンを仮定して進めて見ます。

会社設立freee会社設立時期等

会社設立に進むをクリックすると、以下の画面になります。入力が2度3度とならない所は楽そうですね!

会社設立freee楽ちん

これで、会社設立のための準備が整いました。

次のSTEP3から会社設立のために必要な項目の入力となります。

STEP3 質問項目に答えて定款等を作成します

ここからが、定款等を作成するための入力項目になっていきます。

基本的に質問項目に答えるだけで、定款等を簡単に作成する事が出来ます。

ここからの所要時間は、最短5分で作成する事も可能との公式ページでの見解ですが、じっくり考えたい項目もあるでしょうから、1日丸々使うつもりでいた方が良いですね!

会社設立freeeの流れは、以下の3つのカテゴリーに分かれています。

  1. 入力カテゴリー…質問が11つあります。事業内容や資本金など少し考える項目があります。
  2. 設立カテゴリー…質問が12つあり、実際に公証役場に行く等の足を動かさないといけない項目があります。
  3. 始動カテゴリー…提出先や提出書類のダウンロードを行います。

それでは、悩みそうな所は解説を加えながら紹介していきます。

入力カテゴリーの入力をします

入力カテゴリーの質問項目毎に、記載例と解説を加えて説明していきます。

まずは、私が入力した質問1から質問3までの内容です。

会社設立1

質問1会社の名称/商号から代表取締役/資本金

質問1会社の名称/商号

設立しようとしている会社の名前を入力します。アルファベットは、会社の印鑑や書類作成場面で面倒くさくなるので、私は漢字・ひらがな・カタカナの会社名をおすすめします。

前株か後株かを迷う方もいらっしゃいます。

心理学的には、前株である株式会社〇〇とい形がおすすめです。〇〇株式会社よりも、会社名を聞き取りやすいと言われます。株式会社と言われた時点で、次が会社名だなと、聞き手が認知しやすいからと言われています。

一方、今後発生する事務処理に目を向けた場合は、後株である〇〇株式会社がおすすめです。会社名をデータベースへ入力する際、カブシキカイシャ、(カ)を半角だったり、全角だったりバラバラに入力すると、後々のデータ整理や検索が面倒くさくなる場合があります。

参考までに日本企業で売上高1位のトヨタ自動車株式会社は後株です。

売上高2位の本田技研工業株式会社、3位の日本郵政株式会社も後株です。

前株で売上高が1番高いのが、株式会社日立製作所で7位となってますので、参考にしてみても良いのではないでしょうか。

質問2 会社の住所

こちらは、質問の通りです。

会社がある場所を入力して下さい。

質問3 代表取締役/資本金

質問の3つ目は、設立しようとする会社の社長をどうするかと、いくらのお金(資本金)を元に会社を運営して行くかを決める項目です。

社長を決めている方は、問題なく入力出来るでしょう。

資本金については、慎重に考えた方が良いです。なぜなら、将来会社が成長して資本金を増やす(増資)という変更をしようとすると、様々な手続きや書類が必要になります。また、登記事項も変更する必要が出てきて最低でも3万円かかります。

ここまで質問1から質問3までの入力方法について紹介してきましたが、次は質問4から6についてみていきましょう。

質問4から6 事業内容から取締役会の設置有無

以下の図の通り入力してみました。

会社設立10

質問4 事業内容

ここでは事業の内容を入力します。

ポイントは出来る限り幅広く記載しておく事です。

なぜなら、入力した内容は定款に記載されると共に、登記事項として登記されるためです。

そして、事業内容を変更するには、定款や登記事項を変更しなければならず、事務作業に手間がかかると共に、登記事項の変更にはお金もかかってきます。

そのため、幅広く事業内容は記載しておくべきです。

例えば飲食業をするとして、飲食店の経営とだけ書くよりは、インターネットを使って飲食店情報サイトを作ってサービスを展開する可能性もありますよね。そんな時は、インターネットを利用した飲食店情報サイトの運営といった事も事業内容に含めておくといいですね。

そして、会社設立freeeでは最後に前各号に付帯関連する一切の事業として自動で選べるようになっています。

これによって、事業内容に記載に付帯又は関連する事業を行ったとしても定款変更及び登記事項変更は不要になります。

便利な文言ですね。

質問5 1株の価額等

質問3で資本金の金額を入力しましたが、ここでは資本金(100,000円)に対して1株をいくらにするかを考えます。

将来規模を大きくしていきたいと思うのであれば、1株を1万円程度に設定している方がお金を集めやすいと思います。

次に発行可能株式総数を考えます。

将来上場する野望を抱いているなら、公開会社は発行している株式の4倍までが上限になるため、今回のケースで言えば10株の4倍の40株がちょうど良いですね。

質問6 取締役会の設置

質問6では取締役会を設置するかどうかの選択と、取締役の任期を決める事になります。

会社の規模が大きくなると取締役会を設置して牽制機能や経営の意思決定を有効に行う事も考えないとなりません。

今回はシンプルに取締役会を設置せず、任期を最長の10年にしています。

質問7から8 決算期と公告方法

以下の図の通り入力してみました。

会社設立11

質問7 決算期

質問の7つめは決算期をどうするかの質問です。

通常会社は1年毎に決算を迎えます。1年目は決算の月によっては12か月にならなくても構いません。

決算期の決め方については、いつが会社にとって暇な時期かで考える事をおすすめします。

例えば5月を決算にすると、売上や利益を集計・計算といった事務作業は翌月の6月が忙しくなります。

そして、確定申告は翌々月に行うため7月が忙しくなります。

仮にかき氷を販売といった夏にピークを迎えるような事業を展開するとしたら、営業と事務が同時にピークを迎えて大変になります。

なので、1月あたりを決算月にして、あまりイベントのない2月、3月に事務作業が上手く出来るようにすることをおすすめします。

質問8 公告の方法

株式会社を設立すると、例えば会社法440条において必要書類等を公告しなければならない義務があります。

これに違反すると罰金が課されます。

この公告という行為ですが、官報で行うか、電子(web上等)で行うかを決める事が出来ます。

会計ソフトはfreeeを使う予定で、設立する会社のHP作成予定がない方は年間3,980円払う方がコスパが良いと思います。

今回は費用を抑えるため、あらかじめ会社のホームページを作成してから会社設立freeeを利用するというケースを想定しています。

質問9から11 電話番号から印鑑

以下の図の通り入力してみました。

会社設立12

質問9 電話番号

入力した項目が転記されるため、今回のケースでは再入力不要です。

質問10 準備する書類

こちらの質問項目も、今までの入力結果から必要書類を明示してくれるだけのため今回のケースでは入力不要です。

質問11 印鑑の準備

会社設立に当たって、後々会社の印鑑が必要となってきます。自分で用意するのが面倒な方は、freee上で対応可能です。

ただ、ネット通販で印鑑を探す方がかなり費用を抑える事が出来るので、私はご自身で探される事をおすすめします。

例えば、楽天市場の開運印房ですと黒水牛3本セットで5,000円以下なので、お得感は強いと思います。

→楽天市場 開運印房

初心者でも簡単に会社設立手続をイチから行う方法① まとめ

今回の記事では、“会社設立freee”を利用して、以下の3つのカテゴリーの内、入力カテゴリーを完成させました。

  1. 入力カテゴリー…質問が11つあります。事業内容や資本金など少し考える項目があります。
  2. 設立カテゴリー…質問が12つあり、実際に公証役場に行く等の足を動かさないといけない項目があります。
  3. 始動カテゴリー…提出先や提出書類のダウンロードを行います。

実際の作業を行ってみて、簡単な入力作業で出来るものだなと感じました。

必要事項が端的に示されていて、基本的にプルダウン形式で選択された項目から選ぶ仕組みとなっています。

ただし、公告の方法や印鑑販売などは営業しているなとも感じました。

注意点としては、自社のHPを利用して広告を行いたい方(公告費用が無料になる)は、先にホームページの枠だけでも作成しておかないと、“会社設立freee”では設立カテゴリーに進めなくなりますので、ご注意ください。

税理士としては会社設立時のサポートをして欲しいというお客様が減るかも知れませんが、無料でここまで出来る会社設立freeeはおすすめ出来るサイトとなっていますので、是非ご利用ください。

→初心者でも簡単に会社設立手続をイチから行う方法

入力カテゴリーの続きとなる設立カテゴリーの入力例と留意事項は以下リンクからご覧ください。

→初心者でも簡単に会社設立手続をイチから行う方法② 設立カテゴリーの入力

始動カテゴリーについても、今後紹介させていただきます。

なお、会社設立に不明点等ございましたら、問い合わせフォームにてお問合せ下さい。

対応出来る時間は限られますが、無料で対応させていただきます。

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